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Africa with Ade Adepitan

⇒ 印刷用PDFファイルはこちらから（1152KB/別ウィンドウで開きます）

日本語字幕版監修:

武内 進一（東京外国語大学現代アフリカ地域研究センターセンター 教授）
松波 康男（東京外国語大学現代アフリカ地域研究センターセンター 特任研究員）

シリーズ紹介：

　アデ・アデピタンがアフリカ13カ国をめぐり今の姿をレポートする！
　 アフリカは50以上の国々と多様な文化からなる、自然豊かで壮大な大陸。 急成長中で活気にあふれ、世界最後の巨大市場といわれ注目されている。
　この旅でアデが見たのは、ニュースだけでは伝わってこないアフリカの姿。 明るく陽気な国民たち、経済発展、豊かな自然の魅力から、奴隷制の歴史、発展の裏にあるひずみ、独裁政治の影響、終わらない紛争、外国勢力の拡大などまで、多岐にわたるトピックを取材。
　車いすに乗ったアデが今のアフリカの真の姿を探っていく。

第1巻 アフリカ西部

①カーボベルデ

　アフリカ最西端にある10島からなる小国。かつては奴隷船の中継地だった。近年太陽光発電の普及によって電力を安定して供給できるようになり、生活環境が向上した。

②セネガル

　クーデターや内戦がなく西アフリカで最も安定した国の一つ。水産業は国民の生活を支える重要な産業のひとつだが、他国の進出で脅かされている。よりよい生活を求めて欧州へ移住する者が多い。

③コートジボワール

　サッカー選手の養成所を取材。有望な選手達に幅広い教育を行い、海外移籍のサポートなども行っている。アデは卒業生を取材し、アフリカのプロスポーツ事情を知る。

④ナイジェリア

　アフリカで最多の2億人が住む国。ラゴスはアデの出身地。アフリカの経済大国だが国民の生活は貧しい。南部にはキリスト教徒が多く、近年は巨大教会（メガ・チャーチ）が台頭し、多くの信者を獲得している。都市化が進む一方、農村部では民族間の紛争が続いている。

第2巻 アフリカ中部

⑤ガボン

　海や森の自然が豊かなガボン。シンガポール資本のアブラヤシ農園が拡大し雇用を生んだが、森林の減少による影響が懸念されている。都市では、ボンゴ大統領一族による政治権力の独占や生活の貧しさに人々が不満の声を上げ始めた。

⑥コンゴ民主共和国

　世界最貧国の1つ。首都キンシャサは人口1000万人の大都市。高価なブランド服を着て楽しむ紳士たち“サプール”を取材する。東部では約20年にわたる国連平和維持活動にもかかわらず紛争が続き、中心都市ゴマでは避難民が増え続けている。厳しい状況の中、国立公園のレンジャーが野生ゴリラの保護に取り組む。

⑦ウガンダ
　30年以上も続くムセベニ政権の下で、国民は言論の自由を奪われ、SNS利用税まで施行されることになった。この体制に反対し闘う若者たちに話を聞く。

第3巻 アフリカ東部

⑧タンザ=ア
　野生動物の宝庫で観光客も多い。密猟が後を絶たず保護活動が続けられているが、その一方で動物による農作物被害が人々を苦しめている。動物保謹と被害対策のジレンマを取材する。

⑨エチオピア

　北部のアファールは砂漠地帯で平均気温が世界高い。医療や教育が遅れていたが、近年海外からの投資によって道路整備や工場建設が進み開発を通じて環境が変わり始めている。首都アディスアベバは今世界で最も急成長中の都市。経済成長をもたらすのは不動産業や輸出用の製品工場で、中国やインドに続く発展が期待されている。

⑩ソマリア

　イスラム勢力アル・シャバブの支配で危険な状態が続いている。アデは厳戒態勢で街を取材する。支配に屈しない女性バスケチームや、祖国の再建を手伝うために英国から帰郷した女性医師に出会う。

第4巻 アフリカ南部

⑪モザンビーク

　ポルトガルからの独立戦争やその後の内戦が長く続いた。インド洋に面し豊かな自然が残るが、自然保護と観光業の両立が課題である。街では、アデは障害者への配慮の少なさを実感し残念に思う。中国が多額の投資を行っているが、その動向には不安の声もある。

⑫南アフリカ

　自然公園で多発するサイの密猟に対する保護活動を取材。アパルトヘイトの廃止と民主化から約30年が経過したが、人々の暮らしはどのように変化したのか？アデが大都市ヨハネスブルクなどを周り、住民に話を聞く。

⑬ジンバブエ

　カリバダムはアフリカ最大の人工湖。国内の電力供給に長年貢献してきたが老朽化が進んでいる。ムガベ政権期に起こったハイパーインフレの影響で、経済は低迷したままである。金や銀などの天然資源が豊富だが、国民はその恩恵を受けられていない。